培養室は納屋の片隅や、倉の二階等を利用しても十分培養ができる。
但し、どんな部屋を利用しても室内は清潔にしておかなければならない。
培養は、「自然培養」と「保温培養」がある。
自然培養

室内温度を取らずに培養を行う事であるが、マイタケ菌は低温ではほとんど伸長しない(発菌温度は14℃〜15℃)為、1月や2月に接種を行っても菌が動き出すのは、3月〜4月になってしまう。この為培養期間が長くかかってしまう。(写真1)

保温培養 室内温度を取って培養することである。
温度を取る方法は、温風ヒーターや床暖房を使用するが、一般的には温風ヒーターを利用するのが良いでしょう。しかし電気のムダ使いをしない様室内を断熱材やビニールを張る工夫をしてください。
1)培養温度 培養温度は積算温度で2000℃〜2500℃が必要である。(20℃で100日以上)
室温は15℃〜23℃で培養できるが、理想的には18℃〜20℃が望ましい。
2)室内湿度 湿度は65%〜75%(加湿器使用)(写真3)
3)換気 炭酸ガス濃度は3000ppm以下に抑えて下さい。
一般的に炭酸ガス濃度という事は難しいので、3時間に1回(15分)換気してください。(写真4)
換気扇のない場合は1日に3回程度入り口の扉を15分間開けてください。
4)培養日数 培養温度20℃で100日〜120日
5)菌糸膜を付ける方法 原木の回りに白色から茶色に菌糸膜が全体に覆いかぶると、菌が良くまわったと勘違いされています。原木の回りに菌糸がかぶらなくても菌はまわります。
菌糸膜がま白にかぶっても酸素不足でこのような状態になると、菌はまわっていません。
菌糸膜をつけるには
@光を遮断する。(真っ暗にする)培養時は光は必要ない。
A培養室内の風の流れを起こさない(換気中は別)
B培養中、培養棚の通路側にあるホダ木を反回転させる。(外側を内側へ)
正常
6)酸素不足を見つけるには 培養途中で酸素不足が生じると種菌が死滅する恐れがある。酸素不足は早急に見つけなければならない。
酸素不足になる要素
@フィルターが正常な役目を果たしていない。
*フィルターが木口面に付いている。
*袋をとじる時フィルターも一緒にとじている。
*菌糸膜がフィルターに付着している。
A培養室内が酸素不足になっている。
*木口面にゴム状の菌糸膜が盛り上がってくる。
*培養室に入った時、酢の匂いがする。
酸素不足